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まるで中毒にでもなったかのように。

昨日の日記でも書いた通り今日は病院に行ってきました。
混んでなかったのですんなり診察が終わり、やっぱりというか、吸入をする事に。で、その吸入。どれだけ喉の腫れが酷かったのか、喉の吸入だけで2種類もやりました。あと鼻にもやったので全部で3つ。自己新記録!(嬉しくはない)
あと処方された薬の量も半端ない。8種類+イソジンを処方されました。8種類のうち1種類は今日の昼と夜の分だけなので、明日からは7種類になりますが。…いや、でもそれでも多いよね。一回に飲まなきゃいけない薬の量も、勿論自己新記録…ぶっちゃけ夜の分は9個の錠剤飲んだからね。今日だけの薬、夜は2錠飲まなきゃいけなくて…
これでよくなってくれればいいのだけど。。


今ラルクの新曲聴いてます。凄くいい曲だ。ここ最近の楽曲にはなかった作風な感じ。というか原点回帰?ま、ラルクは昔のも今のも好きだけど。しばらくこの曲が作業用BGMになりそう。というか3時間くらいずっと聴いてるけど。
ラルクの新曲聴いたし、今度はバンプの新曲が聴きたいな…2枚同時リリースだしね。フルとまでは言わないけれど、どこかで視聴でもやってないかなァ。サビだけでも聴きたい。


風邪ひいてホント体力なくなってるんだろうか。この時間で既にもう眠い…

取り敢えず続きからSSです。因みに3話目。未だにこの話の方向性が見えない。果たして終わるのだろうか…orz
個人的には2桁になる前に終わらせたい(と思っている)
或る日常の終わり3



初めは何が何だか解らなかった。それもそうだ。それは初めての事なのだから。

「なあ嬢ちゃん、無視すんなよな」
「緊張してんのか?可愛いな」

にやにやと向けられる視線は決して気持ちいいものではない。そもそもその台詞にさえも嫌悪感を覚える。

「な、だから遊びに行こうぜ。どうせ暇だろ」
「…暇じゃないです。私、帰りたいので失礼します」
「なっこの、俺らが優しくしてやってんのにいい気になりやがって!」

これっぽっちも優しくなんかしてないじゃないか。そう言おうとした言葉を飲み込んで彼らから距離を置こうと一歩後ずさる。しかし腕をつかまれ、それは叶わなかった。
妙に熱を持った男の手が気持ち悪かった。

「放せ」

咄嗟に出た言葉は、男達を怒らせるのに十分だった。

「この餓鬼…!」

男が手を振り上げた。腕さえつかまれていなければ逃げられるのに、殴られる、と思って反射的に目を閉じた。
ばきっ、という音が響いたがしかし、それは私が殴られた音ではない。恐る恐る目を開けると壁のように私を取り囲んでいた男達がいなくなっていた。否、皆地面に伏していた。
その中で私以外にもう一人立っている人物がいた。彼の事は知っている、寧ろ知らない訳がない。

「…ヒバリ、さん…」
「並盛の風紀を乱すのは誰だろと許さない」

暗に私も咬み殺す、と言われた風だった。だが、雲雀さんは踵を返した。
去っていきそうな背中に慌てて「ありがとうございました!」と叫んだ。聞こえていない訳ないだろうに、彼は振り返りも立ち止まりもせずにその場からいなくなった。

「…何だったんだろう…」

しばらく放心していた私だが、男達が目を覚ます前に家路を急いだ。


次の日の朝、何故か私は応接室にいた。目の前にはヒバリさん。登校するにはだいぶ早い時間だからか、グラウンドも廊下もとても静かだった。その中で彼と対峙するのは想像以上に緊張する。
どうしてこんな事になったのだろう。
普通の生徒よりは早いだろうがそれでも何の問題なく登校した私に、校門で待ち構えていたヒバリさんは「ちょっときなよ」と絶望的な言葉を言い放った。勿論逆らう訳にもいかず、重い足取りで彼に着いて行き――そうして今に至る。

「君さ、理由わかってるの?」

曖昧な言い方だったが、その問いかけがここに連れてこられた理由の事を差すのだと瞬時にわかった。ただし、質問の意図がわかっただけで、問いに対する答えは出なかったが。

「昨日の夜、君はどうしてあんなところにいたの」
「元からあんな裏道にいた訳ではありません」
「でもあの地区は不良が多い地域だって事、並盛の人間なら知ってるはずだよね」

確かに、彼の言う通りだ。一般の人は夜になれば裏道でなくてもあの辺りには近寄らない。言い訳は、ヒバリさんには通用しない気がした。

「…通り抜けようとしたんです。あそこを突っ切れば家までの近道になるので」
「思っていたより君は馬鹿みたいだね」
「返す言葉もございません」

ヒバリさんはあからさまなため息を吐いた。そうさせているのは間違いなく私なのだけど。

「木下紅葉」

不意に名前を呼ばれた。

「君、何者?」

それはどういう意味だろう。書類だって日常だって一般人であるように完璧にしてある。兄がやったので不備はないはずだ。
そもそも周りが一般的でないだけで私自身は一般人だ。

「何者、とは…?」
「足音が静か過ぎる。それに不自然だ」
「え…」
「昨日だって本当は自分でどうにかできただろ。君の瞳は肉食動物のそれに似ていた」
「……」

まさに絶句。彼の感覚は鋭く鍛えられているらしい。そうでなければここまでピンポイントに言い当てる事なんて難しい。見破られたのなんて初めてだ。

「あの赤ん坊とは知り合いだったりするのかい?」
「リボーンさんの事ですか?」
「ふうん…やっぱりね」

彼も君も只者じゃないからさ、綺麗な顔でヒバリさんは言った。今まで以上に怖いと思った。
そして気付いたら私は教室に戻っていた。あの後何を話したとかどうやって教室まで行ったのとか、一層見事なくらいに記憶からなくなっていた。


「お兄、並盛のボスの怖さを今日改めて知ったよ」
「何かあったのか?」
「昨日不良から助けてもらって、今日呼び出された…あ、」
「何やってんだよ、紅葉!」
「ご、ごめんなさいー!」

こんな時だけ過保護な兄に、この後一時間以上説教される。放任主義なのか過保護なのか、よくわからない。 



end.

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